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Claude Code Routines 完全ガイド — PCが消えていてもAIが働く3つの方法

「自動化を設定したけど、PCをつけっぱなしにしないといけないの?」

n8n、Zapier、Makeなどのノーコード自動化ツールを使ったことがある人なら、一度は感じた疑問です。サーバーなしで自分のノートPCで自動化を動かすと、そのノートPCがサーバー代わりになってしまいます。PCを閉じたら、エージェントも止まります。

2026年4月、Anthropicがこの問題を解決する機能をリリースしました。Claude Code Routines — クラウドで動くAIエージェント自動化です。自分のPCが消えていても、Anthropicのサーバーでエージェントが動き続けます。

EdTech CEOとして毎日Claude Codeを使う立場から、Routinesが実際に何であり、どう使えるかをまとめます。


目次

  1. Routinesとは何か — /loopとの違い
  2. 3つのトリガータイプ — スケジュール・API・GitHub
  3. セットアップ方法 — ステップバイステップ
  4. 実践活用シナリオ5選
  5. 費用・制限・注意点

1. Routinesとは何か — /loopとの違い

Routineは、プロンプト+リポジトリ+コネクターを1つの実行ユニットにパッケージ化したものです。

Claude Codeにはすでに/loopという繰り返し実行機能がありました。ローカルで一定間隔に同じプロンプトを実行する方式です。Routinesはこれをさらに進化させたものです。

項目/loopRoutines
実行場所自分のPC(ローカル)Anthropicクラウド
PC終了時実行停止継続実行
トリガー方式時間間隔スケジュール・API・GitHubイベント
設定の複雑さシンプルやや複雑
必要プラン無料含むPro以上

Routinesの核心的な違いは**「自分のPCがなくてもいい」**という点です。AnthropicのクラウドインフラがAIエージェントを実行するので、設定さえしてしまえばあとは忘れても大丈夫です。

「ツールを使うことと、エージェントを運用することは違います。Routinesは、自分がいなくても働くエージェントを作る最初の公式ゲートウェイです。」


2. 3つのトリガータイプ

Routinesは3つの方法で実行を開始できます。

トリガー1:スケジュール実行

最もシンプルな方法。毎時、毎晩、毎週月曜日の午前9時など、時間ベースでRoutineが実行されます。

  • 毎朝6時:前日のGitHubイシューを要約 → Slackに送信
  • 毎週金曜日:コードベースの変更をレビュー → PRドラフトを生成
  • 毎月1日:月次報告書を自動作成 → Notionに書き込み

トリガー2:API呼び出し

外部サービスや自分のアプリからHTTP POSTリクエストを送るとRoutineが実行されます。

例えば、学生が課題を提出したら → 自動でフィードバックエージェントが起動する仕組みを作れます。

curl -X POST https://api.anthropic.com/v1/routines/{routine_id}/trigger \
  -H "x-api-key: $ANTHROPIC_API_KEY" \
  -d '{"input": "新しい課題ファイルの分析リクエスト"}'

トリガー3:GitHubイベント

リポジトリイベントに反応します。Pull Requestが開かれたとき、リリースが公開されたとき、イシューが作成されたとき — 任意のイベントに紐付けてRoutineを実行できます。

Claude Code Routinesトリガータイプの概要


3. セットアップ方法 — ステップバイステップ

準備するもの

  • Claude Code Proプラン以上(月$20)
  • Claude Code CLI v2.1.91以上(v2.1.101+推奨)
  • GitHubリポジトリ(GitHubトリガーを使用する場合)

方法A:Webからセットアップ

  1. claude.ai/code/routinesにアクセス
  2. New Routineをクリック
  3. 名前・プロンプト・リポジトリ・トリガーを設定
  4. 保存してテスト実行

方法B:CLIからセットアップ

アクティブなCLIセッションで:

/schedule

と入力すると、Webエディターに接続してRoutineを設定できます。


4. 実践活用シナリオ5選

シナリオ1:毎朝のブリーフィングエージェント(教育者向け)

毎朝AIが自動でその日のEdTechニュース・授業準備チェックリスト・未完了タスクをまとめてSlackに送ります。出勤前に一夜の間に起きたことをすべて把握できます。

トリガー: 毎日午前7時スケジュール

シナリオ2:PR自動コードレビュー(開発チーム)

GitHubにPRが開くたびにClaudeが自動でコードをレビューしてコメントを付けます。人間のレビュアーが見る前にAIが明らかなエラーや改善点を先に発見します。

トリガー: GitHub PRイベント

シナリオ3:週次コンテンツリサーチ自動化(ブロガー)

過去7日間のAIツールアップデートを自動収集し、ブログ記事の候補タイトルと要約を3つ生成してNotionデータベースに保存します。土曜日の朝、すでにアイデアが整理されています。

トリガー: 毎週日曜日午後6時

シナリオ4:課題提出時の自動フィードバック(EdTechプラットフォーム)

学生が課題を提出するとAPIトリガーでClaudeエージェントが起動し、フィードバック草稿を自動生成します。教員は草稿を確認して送信するだけ。30人クラスへの個別フィードバック時間が大幅に削減されます。

トリガー: API(課題提出イベント)

シナリオ5:エラーログ分析とアラート(SaaSサービス)

エラーログが蓄積されると → Claudeが自動で分析して → Slackに原因の要約と解決方向を送信します。深夜に発生した障害も、出勤時には分析レポートが待っています。

トリガー: GitHubイベント(エラーログ更新)


5. 費用・制限・注意点

現在のステータス: リサーチプレビュー

2026年4月時点でRoutinesはリサーチプレビュー段階です。動作方式・制限・API構造は正式リリース前に変更される可能性があります。

プランによるアクセス可否:

プランRoutines利用
Free利用不可
Pro(月$20)利用可能
Max、Team、Enterprise利用可能

注意点:

  • クラウドで実行されるため、機密コードベースは事前にセキュリティ検討が必要
  • 各Routineの実行時間・回数はプランごとの制限が適用される
  • 本番環境への接続前に必ずサンドボックス環境で十分テストすること

おわりに

Routinesは単なる「自動化機能の追加」ではありません。Claude Codeが**「自分が使わないと動かないツール」から「自分がいなくても動くエージェントインフラ」へ**転換する転換点を意味します。

EdTechの観点からは、これは大きな変化です。教育データ分析・フィードバック自動化・コンテンツリサーチなど、繰り返しで定型化された作業をAIエージェントに任せられるようになるからです。

まずは小さなRoutineひとつから始めてみてください。毎朝AIがニュースを整理して送ってくれる体験だけで、仕事の感覚が変わります。


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Sources

Claude Code Routines 完全ガイド — PCが消えていてもAIが働く3つの方法 | MINSSAM.COM